空飛ぶ駅?(^^;
2010-12-13

今日はみなさんの「鉄分」チェック。
この写真、関東のとある駅です。
さて、何駅


最近は、駅舎というとみーんな同じような感じの建物になってしまって、つまんないですよね。
もちろん、それによって利便性はかなり良くなっているのでしょうが...
ここだけの話、新幹線が停まる駅は、ほとんど同じにしか見えないなぁ...(^^;
さて、次のヒント。

この写真を自分で眺めて改めて思ったことは...
(全然ヒントでも何でもありませんが)
塔のてっぺんに丸い(タマネギ形)の装飾を載せるのは、スイスの教会でよく見かけたなぁ
ということです(^^ゞ

架線があります。
(変なものをアップにしてスミマセン(^^ゞ)
ということは、電車が走る(電化されている)駅、ということですね。

185系電車の特急列車が発車していきました。
...ということは、特急列車も停まる駅(^^;
なんか、もったいぶってスミマセン(^^ゞ
もうお分かりでしょうか?
答えです。

この駅舎、御存じですか?
ちなみに、(もちろん)東京駅ではありません(^^;

深谷(ふかや)駅でした。
埼玉県の北部、深谷市にあるJR高崎線の駅。
深谷市は、利根川をはさんで群馬県太田市や伊勢崎市と向かい合う、県境の街です。
一応「ねぎ」が有名なことになっています(^^;

それにしても立派な駅ですよね!
なんで?って思いますよね。
大正時代、現在の東京駅(丸の内)を建設する際、深谷のレンガ工場で生産されたレンガを使用しました。
(有名な渋沢栄一が経営する会社です)
それにちなんで、深谷駅では駅を改築する際に東京駅をモデルにしたデザインとしたそうです。
ただし、深谷駅は、レンガ造りではなく、レンガ風の外壁材を使用しています(^^;
(ま、いろいろと事情があったのでしょう...)
ここで東京駅の写真が登場するとベストなのですが、東京駅は戦前の姿へ戻すべく、現在工事中。
なので、模型(の写真)を(^^ゞ

(大宮・鉄道博物館にて)
工事が完成したら、左右に見える大きなドーム(丸の内北口、南口)が復活予定です。
ま、深谷駅はこれほど規模が大きくないので、もしかしたら、


(同じく鉄道博物館にて)
東京の「万世橋駅」です。
残念ながら今は駅自体もこんな立派な駅舎も残っていませんが(日本人はあきれるほど簡単に壊してしまいますよね)、かつて東京の神田にあった駅。
現在は、向かって左奥に見えるレンガ造りの高架部分(アーチ)だけが残っていますよ。
さて、深谷駅に戻ります。

今度は反対側から。
表も裏(?)も、ほぼ同じデザイン。
ここが東京駅と違うところか(^^;

この駅の特徴は、橋上駅ということです。
レールをまたぐように橋が架かっており、その上に駅舎がレールに対し直角に建てられている。
(普通は、レールに沿って建てられますよね)
というよりも、駅舎が橋と一体化していると言った方が良いかも。
なので、この建物を「正面」から見るのは、なかなか至難の業です(^^;
で、ようやく見つけたのが


ホームの一番端(南=上野側)です。
こんな重厚な建物の真下が空洞になっている...
何とも奇妙な光景です。
アップにしてみました。

浮いてるように見えるでしょ?

思うに...
この建物が一番よく見えるのは、おそらく列車の運転席でしょうね(^^;
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